小林正観さんと言えば、講演会で日本中を徘徊している不思議な旅行作家です。トイレ掃除や感謝の言葉、特にありがとうの大切さを説く面白い人物です。
私が小林正観と言う人物の事を知ったのは、もうだいぶ前のことになります。その頃何気なく購入した津留晃一さんの書籍をオークションで購入した際に、一緒について来た書籍があったのです。その時の印象は、何かとても謎めいており、書かれている内容もトイレを掃除することの大切さや、ありがとうと言う言葉が作り出す言霊の作用など、知らない者には何らかの怪しい宗教的なニュアンスを感じさせる何かがありました。実際はそうでないのですが、この小林正観と言う人物は、実は宗教を頼らない唯物論者であり、中央大学の法学部を卒業した後に神学や心理学を研究していたとても現実的な考えの持ち主です。元々唯物論者であった小林さんが、どうして超常現象や人間の潜在能力について話を始めたのか分かりませんが、一見そんな事があり得るのかと言うような内容の話を聞いていると、もしかしたらこの世の中には、私たちの判断や常識、価値観ではとうてい計り得ない何かがあるのだと考えるようになって来ます。自分を振り返っても、ほんの些細な事が小林正観と言う人に繋がり、苦しかった人生のある時期を本当に肩の力を抜いて進むことが出来ました。私は思うのですが、物事を何らかの形で批判、或いは定義した瞬間にその事は力を持つのではないでしょうか?つまり、それは信じているいないに関わらず、真実として認識した時、対象となる全ての事柄が意味を持って存在し始めるのです。現実には考えられないというだけの理由で何かを価値付ける事は、余りにも軽率であると思えます。これまでの生活や人生にふと疑問を持つ瞬間は誰にでもある事です。そんな時、偶然に近寄ってくる周りの現象に注意深く接してみて下さい。このサイトもそんな貴方の意図を汲んで何かを伝えている一つの媒体なのですから。
超常現象と言う言葉には確かに抵抗がありますね。それは自然科学では今もって解明されていない領域だからと言うのが一般的な考えですが、もしそれだけの理由でこの考えを無視するならば、どうして人はこの世界に深い関心を抱き続けているのでしょう?無関心を装っても心の奥底では何かを常に訴えてくるからではないでしょうか?一般には透視や念力、心霊写真などのちょっと疑問を招きやすい事柄が注目されがちですが、これは誇大広告化されたたテレビや雑誌、或いは宗教が与えた影響が強いかもしれません。本来このような特殊とされる現象などはどうしておこるのでしょうか?これは質問を変えることで別の側面が見えてくるかも知れません。そうして、人間はこのような現象を見て、感じる事が出来るのか?つまり人間が何らかの常識を超えた力を保有しているからこそこの現象が見えると考えるのが妥当ではないでしょうか?超常現象を心霊現象と考えるから間違いが起こってしまう。よくよく考えれば日常のあらゆる現象が超常現象である事が分かれば、見方を変える第一歩になります。小林正観さんの話を講演会で何度か聞いた時に、一つ思ったことがあります。つまり、自分の価値観をどこに置くかでその後の現象、つまり人生までもが変わってくると言う事実です。なぜトイレを掃除する事がお金を得るのに有効なのか?なぜ、ありがとうと言う言葉を何度も口に出すことが一般的に軌跡と言われる現象を招きやすくなるのか?全ては最初に設定する始点にあります。これを理解するのに何も難しい文献を紐解く必要も無く、チャンネルを変えれば番組が変わる原理を思い出すだけで十分です。暗いサスペンスドラマを放映している番組を人生と例えるなら、今の人生を変えるなら、バラエティー番組へとチャンネルを変えなければならないのですから。全てはこのチャンネルの周波数にあるのです。
言霊と言う言葉は、古くから日本文化に浸透してきた考え方。言葉自体に魂が宿り、その力を神道でも強く意識してきました。小林正観さんが講演会でよく言うありがとうも、言霊の大切さに他なりません。言葉には確かに力があります。それは最近の社会が示しているように複雑化し、ストレスの多い社会からあらゆる精神的な障害や問題を抱える人が増えるように、複雑化した環境は、人の言葉を解して相手に負のエネルギーも強く伝達します。私も自分の経験から断言出来る事は、確かに言霊には威力があるという事です。ただし、多くの人は大切な事を一つ見逃している事実があります。それは、内面で信じていないものを言葉の力でそれを覆すことは出来ないと言う事。つまりどこまでも内面の価値観、これまで植えつけてきた考えなどを、言葉だけで変えることが困難なため、その信憑性に疑問が生じてしまうのです。では、どうすれば言葉をうまく結果へと誘導できるのでしょうか?これを行なう方法は一つしかありません。繰り返しの反復的な習慣の構築で言葉にさらに強い力を与えることです。例えば、貴方が一つの目標を立てたとする。しかし、実際には目標には程遠く、毎日の行動も目標達成からは外れているように感じるとき、あなたは自分の内面と言葉にギャップを作っています。言葉で言いながら内面はこれまでの習慣から言葉を裏切ってしまう。これでは結果が変わらないのです。したがって、まずは何でも小さな事でもいい。内面の感情と言葉の流れをつなげ、その流れを喜びながら新たな流れを構築していく。この作業の繰り返しが言霊を作り結果を作るのです。簡単に説明していますが、人生を変える奥義がここにあるのです。